「チームプレー型AI」x「エネルギー」

弊社はPlug and Play Japanのエネルギー部門が選ぶ支援スタートアップの一つです(https://japan.plugandplaytechcenter.com/startups/our-startups/?keyword=&program=energy&batch=)。

チームプレー型AI(マルチエージェントAI)とエネルギー業界

EfficiNet Xは、「チームプレーができるAI」をコア技術として、エネルギー分野における需給調整AIの開発・実装を進めています。EV・家庭用蓄電池・太陽光発電・ビル負荷など、分散した多数のリソースをそれぞれ一つのエージェントとして捉え、マルチエージェント深層強化学習により全体として最適なチームプレーを実現することを目指しています。

電力システムでは、発電と消費のバランスを常に保つ必要があり、再生可能エネルギーの拡大やEVの普及により、その調整はますます複雑になっています。EfficiNet Xの需給調整AIは、

  • エンドユーザーのEV充電タイミングの自動調整
  • 小売り事業者の調達コストやインバランスリスクの低減
  • 需給調整プラットフォームを通じた柔軟なデマンドレスポンス

を実現し、電力の安定供給と経済性の両立に貢献します。

マルチエージェントAIを用いることで、各エージェント(EV・蓄電池・需要家設備など)は自律的に行動しながらも、全体として協調することが可能になります。これにより、

  • 地域単位のバーチャルパワープラント(VPP)の運用最適化
  • 再エネ出力変動の吸収・平準化
  • 時間帯別料金やインセンティブを踏まえた柔軟な料金メニューの設計

など、従来のルールベース制御だけでは対応が難しい高度な運用が可能になります。詳しくは下のPDFをご覧ください。

EfficiNet Xは、EVオーナーや需要家の利便性・快適性を損なうことなく、需給調整AIによってバックエンドで自動的に制御・調整を行うことで、
「エンドユーザーにとっては自然な電気の使い方のまま、エネルギーシステム全体が賢く連携する世界」
の実現を目指しています。